新スカーナーがついにお披露目され、さらにプロシーンで猛威を振るうレルJGが事実上プレイ不可能になったパッチ14.7。本記事ではパッチノート下部に記載されている「バグ修正&QoLの変更」についてできる限り解説。軽く流されがちなバグ修正の実態について書き記していきたい。
「グインソー レイジブレード」が攻撃力セクションに表示されなかった不具合を修正
「セクション」という表現が分かりにくいが、要するにグインソーには攻撃力があるにも関わらず、ショップの攻撃力フィルターに引っかからなかったという不具合。アイテムのステータスが大きく変更された後には時々見られるタイプのバグだ。
この問題は3ヶ月ほど前にRedditで指摘されていて、他のアイテムにも同様の問題が見られるようだ。
例えば「ステラックの篭手」はステータス自体は体力のみだが、パッシブによってADが上がるのでADアイテムとして扱われている。一方で「テルミヌス」はパッシブでAR/MRが上がるものの、フィルターに掛からないといった具合。
発動条件が異なるので一概には言えないが、フィルターの基準が曖昧になっている可能性がある。
グレイブスが釘付け状態時にRを使用できなかった不具合を修正
「釘付け」はカシオペアのWやシンジドのWによって付与される状態異常。これに掛かると移動スキルの使用が不可能になるが、「スネア」とは異なり普通に移動することはできる。
グレイブスのRは反動で後ろにノックバックするが、移動スキルではないので釘付け中でも使用できるようになった。もともとスネア中でも発動できたようなので、今後はより一貫性のある挙動をするようになったと言えるだろう。
上記以外の例として、実はポッピーのWでダッシュが止められた後にも2秒間の釘付けが付与される。この修正によってジャングラーとしての相性に影響を及ぼすかもしれない。
「ショウジンの矛」の自動効果でダメージが増加しなかった不具合を修正
こちらは恐らく「ショウジンの矛」“で”自動効果“の”ダメージが増加しなかった不具合を修正。と読み替えるのが正しいはずだ。ショウジンの矛がチャンピオンのパッシブスキルのダメージを増加させていなかった問題を修正したもので、アーゴット使いのRedditにて言及されている。
元々全てのチャンピオンに影響を及ぼしていたのかは不明だが、そうだとすればリヴェンやジャーヴァンIVなど対象チャンピオンは多い。
ミス・フォーチュンの通常攻撃が固有スキルで強化されると、「征服者」のスタックを獲得できなかった不具合を修正
こちらは文字通り、MFのパッシブが発動する時は征服者のスタックが貰えないといったもの。Cleanseの検証動画が分かりやすい。
パッシブを有効活用しようとして敵を交互に殴り続けた場合、征服者のスタックが永遠に増加しない。悲しいバグだが、そもそもMFで征服者はほとんど採用されないので影響は少ないだろう。