カルマ、スモルダーといった外れ値へのナーフと、タンクチャンピオンへのバフが行われたパッチ14.6。本記事ではパッチノート下部に記載されている「バグ修正&QoLの変更」についてできる限り解説。軽く流されがちなバグ修正の実態について書き記していきたい。
試合のリメイクがプレイヤーのランク制限を低下させるようにカウントされていた不具合を修正
この修正は一見すると分かりにくいが、恐らく
「暴言やAFK等で処罰を受け、ランク戦に参加出来なくなったプレイヤーは、5戦ノーマルをプレイするとその制限が解除されるが、ノーマルの試合でリメイクが発生した場合でも1戦プレイしたとしてカウントされていた。」
といった現象への対応だろう。ランク戦の制限に関してはこちらの公式ページを参考に。
ボリベアのWがジャックスの「カウンターストライク」でマークを付与して体力を回復できていた不具合を修正

こちらはボリベアのWがジャックスのEによって防がれるべきであるにも関わらず、貫通していたというバグ修正。ボリベアのWは「On-hit Effect」が適用されるスキルであり、エズリアルQ等と同じくジャックスのEで防がれるのが正常だ。トップレーンでのマッチアップに大きな影響を与える可能性がある。
クラウドソウルとオーシャンソウルが「ガーディアン エンジェル」やザックの固有スキル、ジリアンのRなどの復活効果後まで継続しなかった不具合を修正
こちらは文字通り、復活効果で生き返ったときにソウルが発動しなくなっていた問題。条件は複雑だが発生してしまうと影響は大きい。
バグ検証等を行っている「Cleanse」チャンネルで以前から取り上げられており、その動画が分かりやすい。
アーゴットのWがスキルのエフェクトを適用していなかった不具合を修正/茂みからリープした際にレンガーのQがスキルのエフェクトを適用していなかった不具合を修正
同じ文言のこれらは、スキルの見た目の話ではなく「Spell Effects」を適用するかどうか?といった内容。少々書き方は違うが同パッチノート内のガリオのパッシブも同じ。
Spell Effectsはスキルを当てたときに発動する効果の総称で、ルーンの彗星、追火、アイテムならクリセプ等が当てはまる。
アーゴットW/レンガーQはどちらも通常攻撃に関連したスキルであるため、純粋な通常攻撃として扱われてしまっていたようだ。この2体に影響が大きそうなアイテムは「セリルダの怨恨」で、今後はより確実にスローを掛けられる。
アジールがE+Qコンボアニメーション中にフリーズすることがあった不具合を修正
こちらは1ヶ月ほど続いているバグで、その影響かプロシーンではAzirがグローバルBANとなっている。
プロ人気の高いチャンピオンなだけに影響が大きいのは間違いない。問題が解消されれば14.6からはその姿が見られそうだ。