ユーミのリワークが話題のパッチ13.5。しかし、ユーミだけじゃなく「逆に今までコレ軽減してなかったの?」なプレートスチールキャップや、ファーム寄りのメタにシフトしていきそうなジャングルの変更あたりも抑えておきたい。
ジャングルの変更
LoLのパッチノートは基本的にチャンピオンへの変更がアタマに来て、システム面は後ろの方に記載されているが、どちらかというとチャンピオン全体へ影響の出るシステム面への変更の方が重要ではないかと思う。
さて、今パッチではジャングルへ大きな変更が入った。一言でいうと「ガンクメタへのナーフ」である。具体的には以下の4点の変更。
- 相手ジャングル内でもモンスターへのダメージが増加
- モンスターから貰えるゴールドが微増
- ジャングラーがミニオンから貰える経験値の低下
- オラクルレンズの序盤のCD増加
詳細はパッチノートを読んでもらったほうが早いが、要するにガンクする間に自軍ジャングルを食われるリスクも増え、その場合に付くファーム差も大きくなったと思ってよいだろう。
直近ではジャーヴァン4やエリスといったガンク主体のチャンピオンが活躍していたので妥当な調整と言える。この変更により、ファームの早いケインやグレイブスが台頭してくる可能性がある。
LoLAlyticsにて執筆時点の13.5を少し観察すると、13.4と比較してチャンピオン層に若干の変化が見られる。(執筆時)
引き続きジャーヴァンが手堅く強いチャンピオンのままで、キンドレッド、ニダリー、ケイン、ジャックスがTier上位にきている。ジャックスを除く他のチャンピオンは、3:10台でフルクリアできるので妥当だろう。ジャックスも3:25前後でクリアできるようなので、十分な選択肢になるだろう。とはいえ、ガンクよりファームのリターンが増えたという点はきちんと把握しておこう。
アイテム、ルーンの変更
プレートスチールキャップが通常攻撃扱いのスキルをちゃんと軽減するようになったらしい。カミールQなどは逆に今まで軽減してなかったのか?といった感想で、呆れすぎて特に言うことがない。
APアイテムではコズミックドライブの調整とセラフエンブレイスのナーフで、確かに最近はアニビアやカシオペアなどが暴れているのでセラフのナーフは良い塩梅だろう。
ルーンでは不死者の握撃はよりタンク向けに調整された。凱旋は多くのチャンピオンで同列にあるオーバーヒール/冷静沈着をしりぞける強さを持っていたので、今後はそれらを選択する余地が増えるかもしれない。
プレートスチールキャップの詳細は、お馴染みのLoL忍者で解説されているので気になるプレイヤーは確認してほしい。
注目のチャンピオンなど
ユーミ/アジールはプチリワークと呼べるほど大きな変更の2体。散々話題にされていると思われるのであえて触れる必要はないだろう。
個人的に注目しているチャンピオンはフィズで、スキルのマナコストが改良されたのでプレイしやすくなるかもしれない。また、最近強いベイガーにカウンターできるチャンピオンでもあるので、もし使えるなら強力なピックとなるだろう。もっとも、ベイガーはボットで人気なので対面に来るとは限らないが……。
ガングプランクのナーフも今更だが妥当なものだろう。また、ジンクスはバフの影響もあってか勝率が少し上がっている。このあたりの経過にも注目したい。
ユーミはミッドパッチアップデートでナーフ調整
大きくリワークされたユーミだが、既にミッドパッチアップデートでナーフとバグ修正を受けている。ただ、この調整だけでこのチャンピオンが弱くなるとは想像しづらい。下記はLoLAlyticsのグローバルのデータだ。アップデート後から勝率、ピック率、ゲーム数、バン率全て跳ね上がっている。大きなリワークが入ったチャンピオンは勝率が下がりがちだがここまで上がっているということを見るにOPなのだろう。
ADCとの組み合わせについてはゼリ、シヴィアは以前通りだが、トリスターナ、ルシアン、トゥイッチ、コグマウとの勝率もあがっている。ユーミ本体の勝率に引っ張られているところもあるだろうが、一緒に飛び込むことができるトリスターナ、ナミ以外の相方を手に入れたルシアンには注目するべきだろう。