【レビュー】Grim Dawn【ハックアンドスラッシュ】

レビュー

皆さんはSteamサマーセールを如何お過ごしだろうか?いくつものタイトルがセール中だが、本記事ではその中から屈指の名作「Grim Dawn」を紹介する。

所謂王道ハクスラの一柱

Grim Dawnと言えば著名なハクスラ(ハックアンドスラッシュ)系ゲームと言えるだろう。今となっては言葉の原義から離れ、”装備品の良オプションを厳選するして周回する”といったようなゲームをハクスラと呼ぶことが多いはずだ。他に著名なタイトルを挙げるとすれば、Path of ExileやTorchlightといった作品が挙がる。

筆者はその手のハクスラ系ゲームをきちんとプレイするのは始めてで、Grim Dawnをプレイした印象としては”MMOに近いな”といったもの。セット装備やステータス振りなどはまさにMMO的で、個別の装備品のオプション厳選で苦労するというよりは、アクセサリーをクラフトするための素材集めにマップを駆け回るといった、MMOの記憶が蘇るようなシーンが多かった。

ビジュアル面は”洋ゲー”感

見ての通り薄暗くどんよりした雰囲気がゲーム全体に漂っている。ストーリーやバックグラウンドも明るいものではない(もっとも、Tree of Saviorのようなほんわかしたビジュアルのゲームも、設定は暗いが)し、昆虫系のモンスターなんかは人によってはかなりの嫌悪感があるだろう。

また単純にマルチプレイ時は特に何が起こっているのか分かりづらく、”敵の毒沼か味方の毒沼か分からない”などといった死因も発生する。リーグ・オブ・レジェンドがなぜシーズン5でサモナーズリフトのビジュアルを一新したのかよく分かるといったところ。

良質な日本語訳

有志の手による物だそうだが、ゲーム内から日本語ファイルをダウンロードして簡単に日本語化が可能になっている。完全和訳版と、アイテム名などが英語のままになっているタイプの2つから選べ、後者は英語でのアイテム名が分かるので入手法などを検索するときに便利だ。和訳は違和感が出るような自動翻訳タイプではなく、全く不満はない。

やや不具合の多いマルチ周り

※クエスト進行度の都合で開閉不能なドアがあり、ドア越しにお互い遠距離スキルでのみ攻撃可能な状態になってしまったボス

本作は4人までのマルチプレイに対応しているが、致命的な不具合がいくつかあるので要注意。マルチプレイでホストに接続する時に同時に接続しようとするとバグる、クエスト進行度がおかしくなるなどは頻繁に発生した。詳細は有志によるwikiなどが詳しいが、いずれも気をつければある程度対応可能だ。

また、クエストでNPCを生かすか殺すかによって報酬が変わるといったものも、進行度が同じプレイヤーはホストの選択がそのまま反映されたりと、基本的にマルチプレイ向けに最適化されているようなゲームではないな、といった印象だ。ストーリー、マップの広さ共にボリュームがあり、単純なRPGとして見た方が楽しめる側面はある。

とはいえマルチプレイが面白いのは間違いなく、キャラクターのビルドの幅が広いため、友人同士で集まって自慢のビルドを披露するだけでも十分面白い。また同じくらいの進行度であれば、ドロップしたレア装備を「これ使えるんじゃない?」と他人に渡しながら進めて行くのも盛り上がるだろう。

Grim Dawnはサマーセールで本体80%オフの514円。DLC全てが含まれたバンドルも割引率が良いのでそちらもオススメ。マスタリー(職業のようなもの)の一部はDLCで追加され、マスタリーはあとから変更できないので、どちらかというと先にDLCも購入しておいたほうが後悔しにくい。ただし、DLCの導入度合いが違うプレイヤーとはマルチプレイが出来ないので要注意。頻繁にセールの来る作品なので、今回のサマーセールは他ゲーで忙しいといった皆さんは急いで買う必要はないだろう。