見下ろし視点の吸血鬼・サバイバルゲームとして盛り上がりを見せたV Rising。開発元のStunlock Studiosは以前にも「Battlerite」という基本無料の対戦ゲームをリリースしていることをご存知だろうか?プレイ済みの筆者からすると、V Risingをプレイした時に「お、このスキル見たことある気がするな」といった印象のものもいくつかあった。
本記事ではそんなBattleriteの魅力を紹介していく。
Battleriteの魅力
ゲームとしては最大3v3の対戦ゲーム、見下ろし視点だが移動はWASDとV Risingと同様の操作方法だ。スキル類はQEやクリックに割り振られる。一見MOBAに見えなくもないが、レーンミニオンを倒してお金を稼ぐというようなシステムではなく、マップも広くない。イメージとしては格ゲー、特にスマブラに近いと思ってもらうと良いだろう。
チーム全員が倒されるとラウンド敗北。試合が長引かないよう、1ラウンド1:30秒の時間制限が設けられており、時間が過ぎるとバトロワ的な円が狭まってきて強制的に中央で戦わせられることになる。範囲ダメージはかなり痛く、ノックバックスキルで押し出すなどのテクニックも絡んでくる。
Battleriteで特徴的なのは、対象指定の必中攻撃が無い、ほぼ全ての近接キャラにカウンタースキルが搭載されている等、プレイヤースキルが重視されているゲーム性というところだ。格ゲーと思えば妥当なゲーム性だが、MOBAチックな見た目からするとやや硬派に感じられるだろう。とはいえスキルはクールダウン性なので、相手のダッシュスキルが落ちたのを見て距離を詰める、といったMOBA的なプレイ感もある。
キャラクターはメレー、レンジ、サポートの3ロールに分類され、メレーの中でもCCタンク的だったりアサシン的だったりと特色がある。筆者の感覚では、3v3であれば1人ヒール力の高いサポートが欲しいな、とは思うものの、基本的にはチーム構成よりキャラクターの練度が問われるゲームなので難しいところ。
戦闘面以外のシステムについては、基本無料だがLoLのようにチャンピオンはゲーム内マネーを貯めてアンロックしていく方式。ただし1キャラ開放するだけでも結構ハード。手間を考えるとALL CHAMPIONS PACKは割安だとは思うが、開発は停止しているので今後のキャラクター追加は見込めない点に注意。
あとはLoLで言うルーン的なロードアウトを試合開始時に選ぶのみ。例えばサポートをプレイしている時であれば「今回は突っ込んでくるキャラが多いから、自衛スキル強化を取ろう」だとか、レンジをプレイしている時には「今回はカウンター持ちが少ないから、大技を連発するビルドでも大丈夫だな」といったように、試合ごとに適切なロードアウトを選ぶのも勝利の秘訣だ。
現在は人口の減少などからランク戦を真面目に回す目的には向いてないが、カジュアルのマッチングならそれほど待たずにプレイできる。ただ、どちらかというと”身内紅白戦”向けの、パーティゲームのような位置づけで捉えたほうが楽しめるだろう。2v2、3v3があるので人数の変化にも対応しやすい。
LoLやDota2と違い、少人数での身内カスタムなどは開催しやすいはずだ。是非プレイしてほしい。