前回の記事でソロダンジョン攻略にウィザードをおすすめしたが、今回の記事ではその具体的な戦術・ロードアウトについて検討していきたいと思う。
ウィザードは第3回目のプレイテストにて大暴れしすぎたために大幅な変更が加えられ、第4回目のテスト中にも様々な調整が加えられた。特にファイアボールの爆風ダメージの半減は、それまでのファイアボール頼みのプレイングを改めてウィザードの選択肢を増やす良い調整であったように思う。
主力スキルであったファイアボールの弱体化によりわかりやすい強さではなくなったものの、瞑想の強化により1レイドを通しての継戦能力は高まっている。ソロダンジョンでの使いやすさはむしろ以前よりも上がったと見るべきだろう。
現在でもウィザードが最高の選択肢の一つであることに変わりはないので、安心して記事を読み進めていただきたい。
PvP基本戦術
1.ファイアボールでのハラスメントにより敵の体力を削りつつ、突撃を誘引する。
2.ヘイストとイグナイトを自分にかけながら逃走。インビジブリティーをかけて透明になったら反転。
3.紫クリスタルソードの一撃を敵脳天に叩き込む。フル装備なら130以上、悪くとも100以上のダメージが出る。(削りすぎて突撃してこない場合は透明になってこちらから迎えに行く。)
本戦術の根拠
1.ファイアボールの爆風威力が半分になったことにより、キルの決定打としては機能しにくくなったこと。
2.突撃側はウィザードが近接攻撃を繰り出してくるとは夢にも思っておらず、1発目はほとんど奇襲となって非常に刺さりやすいこと。
3.クリスタルソード+イグナイトの近接攻撃ダメージが異常に高い上にダメージリソースがほぼ魔法ダメージのため低減する手段もほとんど無く、ファイアボールの削りダメージ込みならどんな敵でも確実にほぼ一撃で倒せること。加えてクリスタルソードの人気が異常に低く、安価に手に入ること。
4.スキルをまんべんなく使うので瞑想せずに2戦目、3戦目が可能なことに加え、瞑想のリターンが大きいこと。
対ロール別注意点
vsバーバリアン
体力が多く、パッシブスキルによる魔法防御上昇もあり、その上スキルで足まで速くなる。
投げ斧によるプレッシャーと、装備によってはこちらを一撃でキルするポテンシャルも持っており1番の難敵である。
戦闘中は常に自分にヘイストやインビジブリティーをかけ続ける、ファイアボールの引き撃ちを繰り返して入念に体力を削るなど、手持ちの魔法をすべて使いきる覚悟で対処しよう。
もっとも、先方もバーバリアンと相性の悪いウィザードがまさか自分から殴りかかってくるとは思っていない。
追いつかれてにっちもさっちもいかなくなる前にさっさと反転攻勢をかけ、チェストの掛け声とともにイグナイト込みの必殺の一撃を脳天に叩き込んでやろう。
vsローグ
ステルスで先手をとられさえしなければ弱い。
ステルスがクールダウンタイム中だという確信があるなら、地の果てまででも追い回して将来の危険を排除しよう。ステルスは透明になった状態で10歩ほど歩けるローグのスキルであり、効果が終了してから1分ほどは再使用できない。
追いかけていたローグが姿を消した気配を感じたら、ローグのいない方へ20歩以上その場から離れるのが最も有効な対策である。
どんなに間違ってもローグとだけは和解してはいけない。彼らは一瞬でもスキを見せたらただちに裏切ってくる生き物である。
万が一ステルスから奇襲された際はクリスタルソードを抜いて殴るのを最優先に。イグナイト込みなら1発、無しでも2発殴れば絶対に死ぬ。
先に発見できた場合は曲がり角などの隠れやすそうな場所まで追いかけて、まずステルスを使わせよう。
ステルスを使わせたらソードを振り回したり、少し離れてマジックミサイル乱射。これで見つけられないなら奇襲されないように距離を取ろう。次に姿を現した時が彼の最期になる。
MOB処理が絶望的なため、MOBをなすり付けると勝手に死ぬこともしばしば。
vsレンジャー
遠距離戦では勝てない。絶対に撃ち合わないこと。
ヘイストとインビジブリティーを使えば遮蔽を利用しながらの接近は極めて容易であり、遮蔽を使った近距離での撃ち合いならファイアボールの爆風とドットダメージだけで安全に勝つことも可能。
イグナイト込みの近接ならほぼ確定一撃であり、ウィザードの必殺技MOBタゲ擦りつけインビジブリティーが最も刺さる相手でもある。なすりつけたMOBと挟み込んで挟撃する形になればレンジャーでは対処不能なので完全にチェックメイトだ。
唯一注意すべき点はマルチショットのみである。マルチショットは5発同時に拡散する矢を撃つレンジャーのスキルで、これに根本で当たると複数発ヒットして普通に死ぬ。
マルチショットを撃たせるまでは無理に近接攻撃をしないのも一つの手である。
vsファイター
強装備だとスプリント込みでもそこまで足が早くなく、こちらを一撃で倒せるわけでもない。その上魔法防御が下がっているので、適当に引き打ちするだけで悲鳴を上げてくれる。
軽装なら足は早いが柔らかいので適当に殴れば死ぬ。
vsクレリック
基本的にはカモだが、余裕を与えると手持ちのバフ3種をかけてから突っ込んでくるので少々厄介。
主導権は常にこちらにあるので、仕切り直す余裕を与えないように魔法を打ちながら間合い管理をするべきだろう。
杖に持ち替えて回復を連打するようになったらもう勝ったも同然なので、そのまま一気に畳みかけよう。
vsウィザード
開けた場所や中距離での撃ち合いは思わぬ事故が起きやすい。
さっさとヘイストとインビジブリティーを使って間合いを詰めるが吉。
ファイアボールの爆風を1発当てれば近接1発で確殺圏内だが、もし相手がZAP持ちのウィザードなら近距離でのにらみ合いは避けるべき展開だ。
幸いウィザードは1,2発魔法をもらった程度では死なないので、被弾覚悟で迅速に斬りかかるほうが結果的に受けるダメージが少なく済むだろう。
装備
レンジャーの弓やバーバリアンの投げ斧に2確されない程度での防御力があれば十分である。また、別の記事で触れる予定だがDaDの防御力の仕組みは特殊であり、50~65を超えたあたりから異常にダメージ逓減へのパフォーマンスが悪くなる。そのため、遠距離職がこれ以上に防御力を上げる必要はない。
また、ウィザードの戦闘は広いエリアを利用した引き撃ちを基本としていて、本戦術もそれを前提にしている。したがって、最も重要なステータスは移動速度である。
武器1-Spell Book
必須装備。move speedの減少が少ない上、キャストのアクションも優秀であり、基本的にこれを装備して動くことになる。
武器2-Crystal Sword
極めて優秀な近接武器。何故か人気がなくレア度が高いものが安い。威力が段違いなので必ず紫色のものを装備すること。
手-Rawhide gloves
デフォルトのオプションがwill1,knowledge1と極めて優秀なうえ、手は防具を装備してもmove speedが落ちない唯一の部位である。灰色装備でもつける価値がある。
足-Lightfoot boots
ブーツの中で最もmove speedが高く、レア度が上がるごとに更に速くなる。靴はこれで決まり。
胴-Mystic robeor脚-Padded leggins
2つとも素ステータスが優秀で、特にPadded legginsは素晴らしい。
この3つにパッシブスキルのice shieldを組み合わせることで防御力が50程度に到達する。
いずれにしても、これ以上の防具装着はただ移動速度を落とす事になり、よほどいいオプションがついているのでなければ、むしろマイナスになるだろう。
魔法構成
マジックミサイル……PvE最強スキル。
ヘイスト……移動スピードと攻撃速度が上昇。戦闘中はこれを自分に常にかけ続ける。
ファイアボール……ナーフされてもまだ強い。敵に爆風が当たるだけでドットダメージが入る。
インビジブリティー……移動スピードがあがり、透明になる。透明状態からの近接攻撃はカウンター不能なレベルに強い。
イグナイト……隠れOPスキル。自分の魔力の値を武器ダメージに上乗せし、魔力の半分くらいのドットダメージも追加で与える。
パッシブスキル
Fire Mastery……火属性の魔法ダメージが5%増加し、火傷の状態が2.5秒増加する。
ファイアボールのドットダメージ(2~4)が5回入るようになる。
イグナイト、ザップの火傷時間は増加なし。
Arcane Mastery……魔法ダメージが5%上昇し、Arcane属性の魔法発動時間が1秒短くなる。
ヘイスト、インビジブリティ、マジックミサイルなどの詠唱-1秒?
Ice Shield……0.5秒間、近接攻撃のターゲットにFrostbiteを与える。防御力を20増加させる。
自分を殴った敵が移動速度低下?
Mana Surge……魔法ダメージボーナスが5%増加。