『WTF: Waifu Tactical Force』は、2026年にリリース予定の3対3の高速戦闘FPS。開発および販売はTeam Waifuが手がけている。同スタジオはこれまでにも『Waifu – Kawaii Idler & Clicker』というクリッカー・放置系ゲームをリリースしている。
ゲーム概要
本作は、アニメスタイルの美少女キャラクター(Waifu)を操作し、3人1組のチームで対戦するオンラインマルチプレイヤーFPSだ。

高速なタイム・トゥ・キル(TTK)を特徴とし、スプリント、ダッシュ、スライド、ダブルジャンプなどの高機動アクションを駆使して戦う。プレイヤーは、豊富な武器やアビリティを組み合わせてカスタマイズ可能なロードアウトを作成し、戦術的なプレイが求められる。

高いアクション性を掲げるFPS
本作の特徴としてまず目を引くのはビジュアルだが、ゲーム性も特徴的だ。ダッシュ、スライド、ダブルジャンプといったアクションと、それらに特化したマップデザイン。「fast TTK」「PVP Movement shooter」などのキーワードが、開発陣のプッシュする本作のポイント。対戦FPSであることは間違いないが、その中でもどのようなゲーム体験を目指しているのかははっきりしている。
試合は3対3のラウンド制で、プレイヤーは武器やアビリティ、パッシブアビリティを組み合わせたロードアウトを作成して試合に臨むことができる。今のところ、武器にフラググレネードを装着したり、キャラクターのスタミナ強化やシールド付与などのアビリティがあるようだ。
オーソドックスなロードアウトシステムだが、チームメイトとのシナジーまで考えると戦略は深まるだろう。
ビジュアルと世界観──“萌え”×Y2Kの融合
ビジュアル面で際立っているのは、アニメスタイルの美少女キャラクターと、Y2K(西暦2000年前後のカルチャー)の美学の融合である。キャラクターたちはいずれも個性的なWaifuとしてデザインされており、詳細は不明だがビジュアルノベル・恋愛シミュレーションもゲーム内に搭載されるようだ。

海外から見たアジア圏、といったノリが強く、好みが分かれる世界観かもしれないが、キャラクターのモデリングはバタ臭くはない。前作を見ても明らかで、しっかり“萌え”に寄せることができているように見受けられる。FPSなので自キャラの姿を見る機会は少ないだろうが……。

単なる“萌えFPS”を超えられるか
ゲームタイトルを含め、全体的にネタっぽさがあるのは否めないが、アクション性重視の対戦FPSというコンセプトにブレはなさそうだ。見掛け倒しではない、タクティカルFPSとしての面白さに期待が持てる。
長期的に、快適なマッチングを実現できるほどの人口は集まらないかもしれないが、3対3であれば、フレンドを集めてカスタムマッチも不可能ではない人数。自分のWaifuを披露しつつ、カジュアルに対戦できるパーティゲームとしても使えるかもしれない。

『WTF: Waifu Tactical Force』は2026年のリリースに向けて開発中。2025年5月には、短期間ながらプレアルファテストも行われた。興味のある方は、ウィッシュリスト登録などで今後の動向をチェックしよう。