League of Legendsには、色々なチャンピオンが存在しメタによって様々な使われ方をされるため、時折注目を浴びるチャンピオンが存在する。今回は、パッチ11.9にて勝率の高いキンドレッドADCの強みやルーン・ビルドを紹介する。
評価が上がるKindred
下記の画像は、LoLAlyticsで確認できる韓国サーバー・ダイアモンド2以上のプレイヤーのTier listだ。バグ修正によりナーフされた「ジンクス」は依然としてまだ強い状態だ。現在はクラーケンスレイヤー、イモータルシールドボウと相性がよいキャラクターが強く、次点で、「キンドレッド」「カイサ」「ヴェイン」と続いている。ここで突如出てきてびっくりするのがキンドレッド。このチャンピオンは、ジャングラーとして設計されておりBOTレーンに顔を出すことは滅多に無いが、11.9では評価されている。
ADCキンドレッド ビルド
今回は、韓国サーバーのADCキンドレッドをワントリックでやっているプレイヤーを参考に解説する。ADCキンドレッドを直近で約150試合プレイしており、勝率は54%となっている。こういったプレイヤーがいることから単に「トロール」ではなく有効な選択だと考える。
実際のプレイ動画
実際のプレイ動画を見ながら本記事の解説を確認するとより、理解度が増すだろう。
ルーン選択
ルーンは大きく分けて5つ使っているようだ。割合的には、「征服者」>「プレスアタック」>「ヘイルブレード」の順番くらいだろう。
征服者
征服者を使う場合は、下記に当てはまらない場合に利用していることが多い。
- 横のサポートが、レオナやブリッツクランクで積極的に倒せる場合
- 敵にタンクチャンピオンが少ない場合
上記のような場合は、プレスアタックやヘイルブレードを採用しているが、基本的には征服者を使用しているようだ。
サブパスに関しては、相手によって変えている。
ボーンアーマー、気迫
- 相手がイニシエートしてくるサポート(レオナ、スレッシュ、ブリッツ)
- CC(クラウドコントロール)スキルが多い場合
味方にエンチャンターがいる場合は、気迫の部分を生気付与に変えている場合もある。CCが薄いチーム構成というのがそもそもなり辛いため、このルーンの採用率が高い。
ビスケットデリバリー、疾駆
- 相手が近接ファイターが多い
- レーンで死なない敵構成
プレスアタック、ヘイルブレード
プレスアタックを使う場合は、下記に当てはまる場合に利用していることが多い。
- 横のサポートが、レオナやブリッツクランクで積極的に倒せる場合
更に短い期間でのダメージトレードができるマッチアップだった場合はヘイルブレードを採用している。
サブパスのルーンについては、征服者と傾向は変わらない。
アイテムビルド
アイテムビルドは基本的には上記の通りだ。
イモータルシールドボウは必須アイテムとなり、その後は2パターンに分かれている。
ハリケーンは、キンドレッドのQをした時にも発動するため、好んで使われる。また、一緒に買うラヴァナスハイドラとも非常に相性がいい。ラヴァナスハイドラはQとWの狼で発動するため、Qの使用頻度の高いキンドレッドはシナジーがある。
サモナースペル
ヒールかイグゾーストを持っているパターンが多い。基本的にはイグゾーストだ。昨今は、バーストが出るチャンピオンが多いこともありイグゾーストを採用していることが増えている。エンチャンター系サポートがヒールを持つケースが増えたことも要因のひとつだろう。
スキルビルド
基本的にはQ>E>Wの順番で取っている。特に決まったタイミングで特殊な振り方をするといったことはない。
強み
動画を見れば理解できると思うが、レーン戦でのQを使ったトレードが強い。また、Wに回復効果が付与されており、フリートフットワークのような使い方ができる。Qにハイドラハリケーンが合わさり、AOEが強いところが他ADCと違うところだろう。ジンクスでハリケーンを持ってロケット使うのと近いかもしれない。
ハリケーンとQの時点で、プッシュ力は相当だが、ハイドラを持つことで更に加速する。ファームが最も重要なADCというロールで、ここまでスムーズにプッシュできるキャラはそういないだろう。
また、昨今のADCは非常に狙われやすいがガーディアンエンジェルを買う余裕もなく、他チャンピオンはバーストが出るので、すぐに死んでしまう。そういった環境で無敵効果のRを持ったキンドレッドは強いだろう。Rの上でAoEに強い攻撃を行うことができるので敵全体にダメージを安定していれられるのも大きい。
注意点
パッシブの刻印をつけるのを忘れがちになってしまう。普段からキンドレッドをしないプレイヤーにとっては本当に忘れる。
以上が、ADCキンドレッドについての解説となる。是非プレイしてみてほしい。