2026年9月に開催された、BULKHEAD開発の大規模ミリタリーFPS『WARDOGS』のクローズドβテスト。 ピーク時にはSteamの同時接続数が20万人を超えるほどの異様な熱気に包まれていた。
もともと予約購入者向けにクローズドβテストが開催されていたが、9月6日に突如誰でも参加可能なOBTへと移行。数時間だけだがプレイできたので、実際に100人の戦場に放り込まれて感じたリアルな手触りと、このゲームが持つポテンシャルについて率直な感想を綴っていきたい。
何をやっても貢献できるのが面白い!
『WARDOGS』を語る上で外せないのが、「おおよそ何をやっても試合に貢献できる」という点だ。本作は、ただ銃で撃ち合う以外の行動にもしっかりとインセンティブが設定されている。
味方を蘇生・回復するのはもちろんのこと、前線で土嚢を積んでいるだけでもマネーとXPが入ってくるのだ。
まず前提として、本作のマップは非常に広大で、リスポーン地点とメインの交戦地点がかなり離れている。そのため、前線までの移動はヘリやトラックで運んでもらうのが基本だが、それでも移動には1〜3分程度はかかってしまう。
一度倒れてしまうとコンスタントな復帰が難しいため、現地での蘇生や回復、前線への輸送といった“裏方業務”が勝敗を大きく分ける。そういった役割にしっかりスポットライトが当たるのは、本作の大きな魅力と言えるだろう。
実際、ヘリでベースと前線を往復し続ける「運び屋」的なプレイヤーも多く見かけ、前線の人間としては非常にありがたかった。

リザルトの一例。「サポート」はいわゆる工兵にあたり、建築などで上がる。
「メディック」は文字通り。レベルが上がるとAEDで素早く味方を起こせるようになり、サブマシンガンもアンロックされる。
「BFライク」よりミリシム寄り?ちょっと硬派なFPS
さて、本作は最大100人参加の大人数FPSということで、『Battlefield』シリーズを連想する人は多いかもしれない。 しかし、事実上兵站の概念があることや、死ぬと装備をロストするマネーシステムなども相まって、実際にプレイしてみると意外と硬派なFPSという印象。
類似ゲームとしては、BFではなく『Arma 3』『Hell Let Loose』などを上げる声があるのも納得がいく。 「とにかくドンパチ撃ち合いたい!」というカジュアルなスタイルを好む人には、少しハードルが高く感じられるかもしれない。
「1試合2時間」の噂はガチだった
ゲームをプレイする前に「1試合2時間かかる」という噂を聞き及んでいたが、驚くべきことにそれは事実だった。これは単純に、勝利条件のポイントの進みがかなりゆっくりな仕様に由来している。
ただ、試合の長さはそこまで身構えたり、マイナスに捉えたりする必要はない。 そもそもマップが広大で移動時間が発生しがちということもあり、2時間ずっと気を張って敵と撃ち合い続けるわけではないのだ。意外と「チル(まったり)」なゲーム体験が味わえる。
さらに、途中抜けや途中参加も気軽にでき、明確なデメリットも特にない(一応、マッチ終了時まで居た方が報酬的にお得ではあるが)。自分のライフスタイルに合わせて気楽に出入りできるのはありがたいポイントだ。
『WARDOGS』は日本時間9月11日(金)の1時にアーリーアクセスリリース予定。価格は4,980円で現在予約受付中となっている。
ただ撃ち合うだけのFPSに疲れた人や、裏方として戦場を支える泥臭いチームプレイが好きな人なら、間違いなく触る価値のある一作だ。





