バージョン1.1でついに日本語に対応したLast Epoch。リリース以降、正統派ハクスラとしてジワジワと評価を上げてきた本作が日本語でプレイできるのはありがたい。
実際にプレイしてみると翻訳のクオリティはかなり満足できるレベルだが、たまーに表示に不具合があるといった感じ。本記事ではそんな日本語化の出来栄えといくつかの注意点を書き記しておく。
もう外部ツールに頼らずスキルツリーが読める!
筆者が感じた日本語化最大のメリットはスキルツリーが見やすくなったこと。本作もハクスラの例に漏れず複雑怪奇なビルドシステムになっており、それぞれのスキルノードが互いに影響しあうので全容を把握するのは難しい。
今まではGoogleレンズでゲーム画面を直接翻訳したり、外部ツールを頼ってきたがもう不要。ゲーム内だけで完結できる。
ただし、現状ではノードの検索はまだ日本語では行えず、例えば「庇護」ではなく「ward」と入力しなければ庇護に関連したノードを見つけることができない。
一部のユニークアイテムの効果が表示されない
筆者の環境かもしれないが、アイテムの効果が表示されないユニークアイテムが存在する。フレーバーテキストは表示されるものの、アイテム効果がすっぽり抜けてしまっている状態で、英語表示に戻さないと効果を確認できない。
もし「ユニークアイテムなのに妙にテキストが短いな?」と思ったら、外部サイトでも良いので確認してみよう。
アイテム名や全体的な翻訳の具合など
一般アイテムのアフィックスによる名称はザックリとこんな感じ。流石にゴチャっとした名前でハクスラっぽさがある。
一方でユニークアイテムは比較的スッキリとした名前に訳されている。元々シンプルなものが多いからかもしれない。
個人的に引っかかる訳「非利き手触媒(Off-Hand Catalyst)」。魔職向けオフハンド武器のカテゴリ。触媒よりはカタリストの方がしっくりくるし、「非利き手」も意味は理解できるがあまり自然には感じられない。最も、個人的な感覚の範疇だとは思われるが……。
「レリック」、「アミュレット」などはカタカナなので、そちらに合わせてくれたほうが直感的だ。今後に期待したい。
まとめ
全体的に見れば粗は少なく、日本語化されたことでプレイしやすくなった。Steamストア上では未だ日本語はサポートされていないと表示されているが、このレベルなら十分サポートしていると言っても差し支えないと思われる。