Gamescom 2022 にて、パブリッシャー”Raw Fury”が発表した「Friends vs Friends」がSteamでデモ版をプレイでき、面白かったので紹介したい。「Friends vs Friends」は、擬人化された動物のテーマ、カラフルなグラフィックとなっており、多数のカードを駆使して戦うFPSという特徴を持ったゲームシステムだ。解りやすく言うと、ロックマンエグゼのFPSといったプレイ感覚が近い。
デッキ構築要素
ゲーム中、対戦相手や自分に使用できるカードを合計25枚選択し、デッキを構築する。カードにはコストが決まっており、合計コストが50に収まるように調整する必要がある。もちろん効果の強い(高い)カードはコストが高く、影響の低いカードはコストが低い。ただ、”相手の頭をラウンド中大きくする。”というカードがコスト1なのでコストが低くても強いカードは多数ある。
このデッキをカスタムして戦うという要素はもちろんだが、戦闘中にカードを使用して戦うところもロックマンエグゼっぽさを私は感じた。
カード一例 デバフ
デバフ系カードの一部を紹介すると上記の画像の様なものがある。
移動速度低下や、最大HP減少といったものは他の対戦ゲームでもよく見るデバフだが、相手の頭を大きくしたり、命中率を下げたりといったデバフは本作ならではだろう。純粋な打ち合いに影響するカードだけでなく、手札を見えなくしたり、自分のHPを見れなくするデバフも存在する。
カード一例 武器
本作は、武器もカードの一枚だ。ラウンド開始時にはデフォルトのハンドガンを装備しているが、カードを使用することによって使用したカードに合わせた武器を装備する。ショットガン、アサルトライフル、スナイパーライフルなど定番どころは抑えており、好みの武器を使うことが可能だろう。中でも、”KATANA”はダメージも高く気持ちが良い。カードで透明になり近づき斬りつけるといった組み合わせも可能だ。
特徴的なカード
上記で紹介したカードでも、特徴的なカードばかりだがその中でも更に特徴的なカード郡が存在する。
TITANは、巨人となりHPが大幅に増加する。単純にHPが増えるわけではなく、プレイヤーのモデルが5倍ほど大きくなり足も遅くなる。
HEARTLESSは特に珍しい効果のカードで、使用した場所に心臓を置き、無敵になる。徐々にHPが減っていき、HPが0になるかまたは置かれた心臓を打たれると死ぬといった効果だ。このカードを使われたら打ち合いをせずにひたすら心臓を探すか、相手徐々にHPが減少して0になるのを待つしかない。こういったカードも存在するので相手が使ったカードは必ず見なければいけないゲームになっている。
NUKEは文字通り核が落ちる。CoDのようにゲームが終わるわけではなく、マップが荒廃された世界に転移するといった効果になっている。相手との位置取りをリセットしたりすることに使うカードだ。ちなみに、荒廃した世界で更にNUKEを使うとまたMAPが切り替わる。
キャラクター
キャラクターは、動物の擬人化となっており、現在選べるキャラクターは5体いる。各キャラクターの違いは得意カードが決まっており各ラウンドでそのカードが1枚確定で配られる。
好みの見た目のキャラクターを使うもよし、好みのカードを持っているキャラクターを使うのもよいだろう。
「Friends vs Friends」デモプレイ
ゲームルールは、3ラウンド先取。ラウンド中使用しなかった手札は次ラウンドに持ち越されて、使用したカードはもちろん再度使用できない。そのため、カードのリソースの使い方は考えなくてはいけない。上記のプレイ動画は、紹介にちょうどよく5ラウンドプレイできたので色々なカードやカード同士の組み合わせが面白いなということも伝わるのではないだろうか。使用したカードは使用した際に画面左右に表示され、使用履歴は画面上部に表示されるので確認しながら戦う必要がある。
動画内でも、吸血攻撃(ライフドレイン)と刀を合わせて使おうとしたら、刀を奪われて透明化されて襲われたりといった駆け引きがわかると思う。こういったやり取りが非常に楽しく、戦略通りだと気持ちよく、やられるととても悔しい。
興味があれば、ぜひプレイしてほしい。現在はデモ版となっており、二人プレイが可能だ。