delgoodieとLAdelgの2人が開発するマルチプレイFPS『Astro』が、Steamでプレイテストの参加受付を始めた。舞台は宇宙、しかも完全な無重力空間。地面を走って撃つという普通のFPSの前提を捨て、壁を蹴り、磁力で滑り、相手を掴んで投げ飛ばすという、かなり変わった撃ち合いを提案してくる作品だ。
基本プレイ無料で、日本語テキストにも対応。正式リリースは2026年第4四半期を予定している。
どんなゲーム?:移動が"技"になる無重力FPS

本作の核は移動だ。無重力なので歩くという概念がなく、ダッシュ、マグスライド(壁に磁力で張り付いて滑る)、キック(壁や物体を蹴って反動で飛ぶ)をつないでスピードを稼いでいく。うまく連携させれば相当な速度が出るようで、上手い人と下手な人の差が"エイム"より先に"移動"で出るタイプのゲームになりそうだ。
そしてもう一つの柱がネットワーク同期された物理サンドボックス。マップ上のコンテナや浮遊物はすべて物理演算で動いており、掴んで投げたり、盾にしたりできる。相手プレイヤーも掴めるし、飛んできた弾を弾き返すことまでできるという。スクリーンショットには「KICK ME」「FRAGILE」と書かれたコンテナが散らばる宇宙ステーションが写っており、この手の遊びを前提にマップが作られているのが分かる。
開発側は「リアルなシミュレーションではなく、面白くて独特なメカニクスを優先した」と説明しており、宇宙が舞台とはいえ硬派な宇宙戦ではなく、あくまで"ふざけられる"物理遊びの方向だ。
11種のアイテム:銃だけでなくブーメラン、ネット、剣

武器は全部で11種類。普通の銃火器に加えて、ブーメラン、ネット、剣といった変わり種が揃う。スクリーンショットでは剣を構えた一人称視点で、赤いビームが横切る場面が写っている。無重力で相手の動きが読みにくい分、範囲や拘束で当てるタイプの武器が活きる設計なのだろう。
ネットで相手を捕まえてから殴る、ブーメランで壁の裏を狙う、掴んだコンテナを投げつける。銃を撃つ以外の選択肢がこれだけあると、「エイムが弱くても立ち回りで勝てる」余地がかなり大きい。
モード:ドミネーションからサッカーまで

モードは定番の作り直しとオリジナルの2系統。
- 定番の再解釈:ドミネーション、フリー・フォー・オール(無重力版)
- オリジナル:Battle、Soccer、King
特にSoccerは名前の通りボールをゴールに蹴り込むモードで、スクリーンショットにもゴールネットのような枠が確認できる。無重力+物理演算+キックという本作の要素が一番素直に噛み合うモードで、『Rocket League』的な"競技として遊べるふざけたゲーム"を狙っているように見える。
参加方法と基本情報
いつも通りSteamのプレイテスト機能を使った受付だ。
- Steamストアの『Astro』ページを開く
- 「アクセスをリクエスト」を押す
- 承認されるとライブラリにプレイテスト版が追加される
- Steamストア:Astro
- 開発:delgoodie, LAdelg/パブリッシャー:delgoodie
- 対応OS:Windows
- 価格:基本プレイ無料
- 発売時期:2026年Q4予定
- 対応言語:英語(音声)、日本語(テキスト)
総評:"移動の気持ちよさ"で勝負するタイプの対戦FPS
無重力FPSは過去にも『Shattered Horizon』や『Echo Arena』(VR)などがあったが、どれも定着したとは言いがたい。本作が違うのは、無重力を「難しさ」ではなく「物理で遊ぶための舞台」として使っている点で、掴む・蹴る・投げるが全部ネットワーク同期されているなら、対戦ゲームとしてかなり新しい体験になる。
基本無料で日本語対応、しかも2人開発。プレイテストの段階でどこまで作り込まれているかは未知数だが、「移動が気持ちいいFPS」を探している人は申請しておいて損はない。
情報元:Steamストア。画像はSteamストアページより。





