NCソフトが職員の人件費を大幅に上昇し、2021年第1四半期の営業利益が一時的に下落した。第2四半期には新作発表などを控えており、業績は改善される見通しだ。
10日、NCソフトによると、今年第1四半期の売上は5125億ウォン、営業利益は567億ウォンだ。これは前年同期対比それぞれ9%、64%下落した実績となっており、特に、今四半期の営業利益が大幅に減少した主な理由として、人材の増加や人件費の上昇などが挙げられている。
NCソフトは最近、全職員の年俸を1000万ウォン引き上げ、モバイルMMORPGゲーム「リネージュ2M」など、特別成果給と定期インセンティブを大幅に支給した。第1四半期に支給された人件費は2325億ウォンで、前期対比26%増加した。
新規ゲーム発売によるマーケティング費用増加も、営業利益減少の原因に挙げられた。1 – 3月期に「リネージュ2M」の日本、台湾進出と国内モバイル野球ゲーム「H3」の発売など新作ゲームに対するマーケティング費用が前期比23%増の455億ウォンを支出した。
ゲーム別売上を比べれば、モバイル部門= 3249億ウォン、パソコン部門= 1290億ウォンを記録した。2017年に発売されたモバイルMMORPGゲーム「リネージュM」の売上は1726億ウォンと、安定的な売上の流れを見せている。2019年下半期に発売したモバイルMMORPGゲーム「リネージュ2M」も1522億ウォンと安定的な売上を見せている。
コロナで家に泊まる時間が増えて伸び悩んでいたPC部門も売上増加を見せた。パソコンオンラインゲームの売上げは、前年同期比14%、前四半期比6%伸びた。これは18年以後四半期最大の実績だ。
かつてのPCMMORPGの老舗という立ち位置から、モバイルゲーム産業にシフトしており成功を収めているが、引き続きPCMMORPGも作って欲しいところだ。
また、モバイルゲーム産業でのヒット作「リネージュ2モバイル」も好調な理由がわかる面白さだ。興味があればプレイするべきだろう。