Strong Monkey Gamesが開発するローグライト『DEAD SPIN』が、Steamでプレイテストの参加受付を始めた。舞台は廃墟になったカジノ。そこに集まった正気を失ったギャンブラーたちと、命を賭けたスロット勝負を繰り返していく作品だ。
ジャンルとしては"ローグライト・デッキビルダー"を名乗っているが、扱うのはカードではなくスロットのリール。『Balatro』や『Luck be a Landlord』の流れを汲む「スコアを膨らませる系」のゲームで、しかも日本語フルボイス対応というのが目を引く。
どんなゲーム?:リールにシンボルを仕込んで、点数で殴り合う

基本の流れは、スロットを回して出た目でスコアを稼ぎ、対戦相手のスコアを上回ること。シンボルは7つの系統に分かれており、どの系統を優先して集めるかがビルドの軸になる。スクリーンショットにはナイフ、弾丸、トランプ、サクランボ、ダイナマイトといったシンボルが並んでおり、それぞれに固有の効果と相互作用があるようだ。
ランの合間には資金をやりくりしてシンボルを買い足したり、リールの構成を組み替えたりする。「7系統×130種以上のシンボル」という数字からも分かる通り、組み合わせの幅はかなり広い。スコア表示が「+463282」のような桁になっているスクリーンショットもあり、うまく噛み合えば指数関数的に伸びる設計なのは間違いない。
呪いのチップとトリンケット:ルールを歪める2つの軸

シンボル以外に、ビルドを支える要素が2つある。
- 呪いのチップ(Cursed Chips):ランの途中で選択する強化要素で、150種類以上。特定の戦略を尖らせてスコアの伸びを加速させる、いわゆるレリック枠
- トリンケット(Trinkets):20種類以上の使い切りアイテム。「次のスピンをスキップして1,000ドル」「スピンを1回追加」「リールのマークを半分消す」といった、運が悪いときにルールをねじ曲げるための保険
チップで土台を作り、トリンケットで事故を回避する。この2段構えがあることで、「回してみないと分からない」というスロットの運要素に、ちゃんとプレイヤーの判断を挟めるようになっている。
モード:8人のボス、PvP、エンドレス

- キャンペーン:8人の個性的な敵と順番に対戦。ウサギの着ぐるみを着た男や、電撃をまとった巨漢など、見た目からしてまともではない
- PvPアリーナ:他のプレイヤーとスコア勝負
- エンドレスモード:固有ボスが登場する高スコア狙いのモード
この手のゲームでPvPが用意されているのは珍しい。相手のビルドが見える形での対戦なのか、スコアの比較だけなのかは現時点では不明だが、"壊れたシナジー"を競い合う場としては面白い試みだ。
参加方法と対応言語
Steamのプレイテスト機能を使った受付で、いつも通りの手順だ。
- Steamストアの『DEAD SPIN』ページを開く
- 「アクセスをリクエスト」を押す
- 承認されるとライブラリにプレイテスト版が追加される
対応言語は英語・ロシア語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・日本語の6言語で、いずれもフルボイス。テキストだけでなく音声まで日本語化されているインディーのプレイテストは珍しく、開発側が日本市場をかなり意識しているのが伝わってくる。
- Steamストア:DEAD SPIN
- 開発/パブリッシャー:Strong Monkey Games
- 対応OS:Windows
- 発売日:未定(Coming soon)
- 対応言語:日本語を含む6言語(フルボイス)
総評:Balatro以降の"スコア膨張系"の有力株
『Balatro』が切り開いた「数字がどこまでも膨らむ快感」を、スロットとホラー寄りの世界観で再構成した作品と見ていい。130種のシンボルと150種のチップという物量は、正式版でしっかりバランスが取れていれば長く遊べる土台になる。
日本語フルボイスという時点で、日本のプレイヤーが触らない理由はあまりない。プレイテストの段階でどこまで遊べるかは分からないが、この手のジャンルが好きなら申請だけでも済ませておこう。
情報元:Steamストア。画像はSteamストアページより。





