Bonfire Studiosが開発中の見下ろし型ハイスピードPvP『Arkheron(アーケロン)』が、プレイテストを軸に着実に動き続けている。開発チームは9月9日から13日にかけての週間スケジュールを公開し、配信イベント「タワーアワー」と、週末のゲームモード「エンドレススパイアーズ」の開催を告知した。
まだ発売日が「発表予定」の段階にあるタイトルだけに、そもそもどんなゲームなのかから整理しておきたい。
『アーケロン』とは:拾った武器が戦局を覆す、3人チームの塔登り

本作は3人チームで挑む見下ろし型視点のPvPバトルロイヤルだ。舞台は死者の記憶が渦巻く奇妙な塔。各階層を探索し、モンスターを倒し、強力な「レリック」を集めながら上へ上へと登っていく。
最大の特徴は、戦闘前にビルドを用意する概念がないという点にある。どの武器を手に取るか、どのタイミングで仕掛けるか、敵の思惑をどう出し抜くかを、変化し続ける状況の中でその場その場で判断していく。事前に組んだ構成を持ち込んで戦うのではなく、塔の中で拾ったもので戦い方が決まるタイプのゲームだ。
メインモード「アセンション」:唯一の出口は頂上にある

メインモードとなるのが「アセンション」。モンスターと戦いながら敵チームに挑み、時間切れになる前にビーコンを占領して上層へと登りつめていく形式だ。
上のフロアに進むたびにプレイヤーの総数は減っていき、最終的に頂上での3vs3決戦で、誰がこの塔から脱出できるかが決まる。勝利を掴めるのはたった1チームのみ。階層を上がるごとに戦闘が激化していく構造そのものが、バトルロイヤルの「輪が縮んでいく」感覚を垂直方向に置き換えたものになっている。
レリックとエターナル:拾い物でビルドを組み替える
塔の戦利品は「レリック」として出現し、それぞれが固有の能力を持つ。集めたレリックが、そのまま戦い方そのものを決定づける。
- 変身:同じセットのレリックを4つすべて揃えると「エターナル」へ変身し、固有の第5スキルが解放される
- セットボーナス:異なるセットを組み合わせて自分だけのビルドを構築し、複数のセットボーナスの掛け合わせからシナジーを探る
つまり「4つ揃えて一点特化するか、複数セットを混ぜて器用に立ち回るか」という判断を、走りながら下し続けることになる。戦闘は自由照準(フリーエイム)の見下ろし視点で、近距離の攻撃と回避を瞬時にこなす忙しさがあるが、開発側が強調しているのはエイムだけでは勝てないという部分だ。盤面を読み、誰よりも早く進化を遂げたチームが踏破者となる。
今週の『アーケロン』:タワーアワーとエンドレススパイアーズ

次回テストの実施が目前に迫る中、開発チームは今週のイベントを告知している。
9月9日(水)には、YouTubeのライブ配信で「タワーアワー」を日本時間11:00より開催。今週の内容はGamescomの振り返り、Ver 0.22のテクニカルテストで得られた知見の深掘り、そしてコミュニティからの最新アップデートだという。
9月12日(土)〜13日(日)には、週末恒例の「エンドレススパイアーズ」が再び開催される。こちらはどこまで階層を昇れるか限界に挑む3vs3のアリーナ形式モードで、アセンションとは別の遊び方が試せる枠だ。
先週末のテクニカルテストについては、開発チームからパフォーマンスと安定性に関する多くの情報が集まったとの報告があった。特に一部のAMD製グラフィックボードに関して、クラッシュの原因特定に大きく近づいたという。今週末に参加できない人向けにも、エンドレススパイアーズは9月26日(土)開始予定の次回テストまで毎週末開催されるとのことなので、焦る必要はない。
日本から参加する場合の注意点
ここは正直に書いておく必要がある。今回のテクニカルテストは、プレイヤー密度のデータを考慮して北米およびヨーロッパ地域を中心に実施される。日本を含むアジア太平洋や南米地域のプレイヤーもリージョンを変更すれば参加自体は可能だが、待ち時間が長くなる可能性があると明言されている。
各地域のサーバー稼働時間は以下の通り。
- 北米:9月12日(土)9:00〜14:00(日本時間)
- ヨーロッパ:9月13日(日)2:00〜7:00(日本時間)
日本時間で見ると、北米枠が土曜の午前中、ヨーロッパ枠が日曜の深夜〜早朝。現実的に手を出しやすいのは土曜午前のほうだろう。なおボット戦およびカスタムゲームはいつでもプレイ可能なので、操作感を確かめるだけならサーバー稼働時間に縛られる必要はない。
基本情報
- Steamストア:Arkheron (アーケロン)
- 開発:Bonfire Studios/パブリッシャー:Bonfire Studios, DRIMAGE
- ジャンル:アクション(見下ろし型PvPバトルロイヤル)
- リリース:発表予定
- 対応言語:日本語を含む14言語(日本語はフル音声対応)
総評:発売前から毎週回っているのが強い
見下ろし型のバトルロイヤルという時点で珍しいが、そこに「塔を登る」という垂直の構造と、拾ったレリックでビルドが決まるハクスラ的な引きを重ねてきたのが『アーケロン』の面白いところだ。エイムの上手さだけで押し切れない設計になっているのも、参入障壁という意味では悪くない。
そして地味に効いてくるのが、日本語がフル音声対応という点。テストの時間帯が北米・ヨーロッパ寄りなのは仕方ないとしても、ローカライズの本気度は日本のプレイヤーを想定していることの表れだろう。
正式リリース日はまだ未定だが、毎週末エンドレススパイアーズが回り、9月26日には次のテストが控えている。触っておくなら、待ち時間覚悟で土曜午前の北米サーバーに飛び込むか、まずボット戦で感触を確かめるかの二択になる。
情報元:Steam ニュース(今週のアーケロン ― 9月9日(水)~13日(日))、Steamストア。画像はSteamストアページより。





