リグレジェ、やってますか?
こんにちは。今回の記事は”League of Legends”、略して”LoL”についての記事です。
この記事を読むのは、おそらくLoLの必勝法を求めてやってきたオタクに違いありません。なのでゲームの紹介は必要ないと思われますが、一応やっていない人を追い出すために軽く紹介しておきましょう。
このゲームは10人のオタクを集め、5人の2チームに分けて争わせる非人道的なゲームです。5人で協力する都合上、オタクたちは互いに暴言を吐き、戦い、そして傷ついていく……。1試合に30分ほどの時間がかかり、負けたときの虚無感は計り知れません。そうしてその悔しさ、虚しさを埋めるために「もう一度プレイ」を押してしまう。そして、勝った時は口からヨダレを垂らしたまま「もう一度プレイ」を押してしまう。そんな恐ろしいゲームです。
10周年にもなるこのゲーム、いろんな戦術が生み出されては消えてを繰り返してきました。今日は、そんな中でも絶対に変わらないであろう必勝法の紹介です。
“これ”さえできれば勝率100%。そんなアクションってなんでしょうか。タワーダイブで相手を潰すこと?バロンを取ること?ドラゴンを取ること?
タワーダイブをすれば、相手の経験値は失われ、キルによって僕らはゴールドと経験値を得られます。ドラゴンを取れば、様々なバフが付き戦闘に有利になりますね。バロンを取れば、ミニオンにバフが付いて、相手のタワーを攻略するのがとても簡単になります。
でも、この全部が行えたとしても100%勝てるアクションとは言えませんよね?どれだけ有利な状況になっても、負けた経験があるはずです。
では僕らは何をすれば100%勝てるんでしょう?
そう、ネクサスの破壊ですよね。
「知っとるわ」と思われたでしょうが、思い出してみてください。
ネクサスを割るということを試合中に考えていましたか?
インヒビターを割った辺りで考え始めていませんか?
なんでレーンでCS取るんですか?お金のため?お金は何のため?答えられますか?
なんでドラゴンを取るんですか?
なんで始まった時はバラバラにレーンにいるのに、試合後半は集まって戦うんですか?
自分でゲーム内の価値判断ができないLoLはやめにしましょう。
今回は、何も考えないリーグオブレジェンドに対して反旗を翻す記事です。
ネクサスを割るゲーム
ネクサスの破壊は何よりも大事な目標です。サモナーズリフトに立った時から、いや、もっと前……「今日はLoLやるか!」と思った瞬間から、僕らの目標は相手のネクサスを割ることです。僕は子宮にいたときから相手のネクサスを割ることばかり考えていました。
大切なのは、ネクサスの破壊から考えなければいけないということです。
マリオでは何が目標ですか?クッパを倒すことですよね。そのために1-1からステージを進んでいくわけです。道は決まっていますから、鼻ほじってても簡単にクッパまで連れて行ってくれます。
ドラクエでは何が目標ですか?魔王を倒すことですよね。そのために装備を身体を鍛えて、仲間を増やして進んでいきます。目先のスライムとかドラゴンとかジャミを倒しているだけで、ストーリは進んで勝手に魔王に辿り着きます。
ではLoLはどうですか?勝手に進んでネクサスまで辿り着けますか?ありえませんよね。目先の敵、目先のCSだけ見てても勝てないんです。
そのために、ネクサスまで辿り着く方法を考えましょう。
モノゴトには順序がある
まず、ネクサスの前にはネクサスタワーがあって、それを殴るためにはインヒビターを割らなければいけません。インヒビターを割るためには、インヒビタータワーを割って……インヒビタワーの前には2ndタワーがあって……。どんどん逆算できるのがわかりますか?
そうすると、僕らが何のためにレーンに出たりジャングルを回ったりするのかがわかります。Riotにそうしろと言われたからじゃないですよね。プロはそんなの無視してtopに2人で行ったり、midでファンネリングしたりします。勝てるならどんなチャンプでどこへ行こうが自由なんです。それが最もネクサスを割るのに近付けるからです。
1Lvでタワー殴っても、全ッ然削れません。だからファームするんです。とりあえずバラけてレーンに出てCSを食うのが最も効率良いからそうしてるんです。とりあえずジャングルを狩るのが効率良いからそうしてるんです。midに開始1分半で5人集まってネクサスが割れるならみんなそうします。そうしないのは、効率が悪いからです。
目の前に敵がいますよね?憎き憎きあなたの対面です。攻撃して、邪魔してきます。だから敵を倒すんです。すると金と経験値が貰えて、タワーも削れます。相手は経験値と金を得る機会を失い、もう一度倒しやすくなります。繰り返せばどんどん進軍できる!ということです。一人で倒すのは大変……だからガンクをするんです。ロームをするんです。一人で倒して一人でタワーが割れるなら一人で延々とプッシュします。それがトリンダメアやフィオラです。
一人に対して二人、三人と集まってきたら対抗しなければいけませんよね。だからグループするんです。複数人でタワーを叩いたら割れる時間だから、グループして圧をかけるんです。攻められても割れないなら一人で守って経験値吸ってりゃ差が付きますからね。
プッシュとキルだけじゃ大変ですね、マナが無くなったり、ミニオンがすぐ倒されたり……。じゃあ何をすればいいのって、ここまで読んでくださった皆さんならお分かりいただけると思います。青バフやバロンを取るんです。マナが尽きなくなって、敵をスキルで攻撃して追い出せます。相手の青バフを奪えば、相手はマナが尽きてミニオンを消せなくなります。バロンを取れば、ミニオンが死ななくなってタワーをどんどん削れます。ネクサスへどんどん近付いていけるんです。
ドラゴンを取るのは、戦闘で有利になるからです。何のために戦闘するのって、タワーを破壊するためです。気持ちよくなるためにキルを狙ってるんじゃないんです。5-0でエースが取れれば自由にタワーをバキバキ折れるから戦うんです。
botでADCじゃなくてハイマーディンガーを出してもいいんです。jgにカーサスを置いてファームしまくってもいいんです。topにヴェインを出してもいいんです。大切なのは、ネクサスを割る近道かどうかです。それがネクサスの破壊にちゃんと繋がるかどうかです。
jgにカーサスを置けば、味方から「no gank gg」なんて言われるかもしれません。でもjgの最も大切な役目はガンクではないですよね。ネクサスを割ることです。ネクサスを割るために、ファームして育ったり、ガンクしてレーナーを育てたり、オブジェクトを触ったりするわけです。ガンクするためにjgをやって、結果的にネクサスが割れる、じゃあダメなんです。ネクサスを割るために、jgに1人配置してファーム効率を上げて、自由に動き回って有利を取るんです。カーサスが得意なのは自分が育って相手を殲滅することです。そのために爆速でファームして、相手全員にUltぶちこんで、デスタイマーの間にオブジェクトを取る。そういうピックですよね。ネクサスを割るための手段としてガンクがあるのであって、ガンクするためにジャングラーをやってるんじゃないんです。
ゲーム内で考えてみよう
「価値判断をゲーム内で行う」
これが僕の伝えたいことです。
なんでロームするのか、なんでガンクするのか、なんでドラゴンを取るのか。答えられなければ、何も学べていないんです。「○○がこうしろって言ってた」じゃあないんです。○○さんに「裸になってプレイしろ」って言われたらするんですか?上手い人が何ゆえそうしているのか、理屈を盗み取ってください。裸でプレイした方が強くなるならそうしたらいいんです。神域を真似してもネクサスは割れません。モンタージュを見てもネクサスは割れません。
とはいえ、ゲーム内で価値判断を行うのは非常に難しいことです。プロですら、判断を誤ることが多々あります。
僕らにできることは、出来るだけ沢山考えながらプレーすること。それだけです。上手いやつはこんな記事読まなくとも自ずと理解してレートを上げています。物わかりのよくない僕らにできることは、上手い人が考えた理屈を学ぶことです。その理屈を参考に、ネクサスを割るための準備をどんどん整えていきましょう。
ドラゴンを4つ取るためにボットレーンにローム、ガンクを沢山する。ドラゴンが湧く30秒前にはリコールして、お金を装備に変換して集団戦に備える。ドラゴンが湧く前にはミッドを押す。集団戦に勝ち、ドラゴンを得られたからタワーを殴る。視界を取って相手の行動域を狭める。甘えた相手を発見してキャッチする……。いくらでも繋がって、ネクサスへの道が作れます。
バロンを取るためにトップレーナーにボットを押させる。相手のテレポートを落とすためにバロンを軽く触ってボットを押させ続けてボットを貫通する。もしくは、相手と同時にテレポートさせて5vs5の集団戦をして勝ってバロンを取る……。
きっと僕らはたくさん失敗します。ドラゴン優先しすぎてトップを折られたり、バロンを取ろうとしてバックドアでネクサスを割られたり……。しかし理屈は、手首の技術と違って簡単に修正することができます。学ぶことができます。
毎試合チャンピオンが違い、湧くドラゴンが違い、対戦するプレイヤー、味方のプレイヤーも違います。その毎回毎回で、応用の効く価値判断ができるようになれば、このゲームをドヤ顔で語れるようになるんじゃないでしょうか。僕はまだまだできません。理想を語るだけなら許されると思ってこの記事を書いています。
難しいことがよくわからんくても、対面をボコボコにして1vs5で勝てるならソロキューは勝てます。topのチンパンジー野郎たちのことです。しかしそんなチンパンジーたちは既にこの長文から脱落しているでしょうから、この記事をここまで読んでくださった皆さんは、きっとお手手でのリーグオブレジェンドが行き詰った頃ではないでしょうか。この記事がそんな皆さんのリーグオブレジェンドの勝利に貢献できたなら、僕は幸せです。
GLHF
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