コラム

Riotは即刻リーシンをリワークするべきである。

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過激なタイトルに惹かれたサモナーの皆様こんにちは。

コロナウイルスの影響でプロシーンのスケジュールが大きく変動しており、各国選手は苦労していることだろう。さて、LoLにおいて大きく変動すると言えば”メタ”もそうである。Riotのさじ加減で大きくメタは代わり、プロプレイヤーはその時々で様々なチャンピオンを仕上げておく必要がある。

しかしいくらエアプと揶揄されるRiotでも何も考えずバランス調整を行っているわけではない。

参考:/DEV:チャンピオンバランスの基本的な枠組み

riotdev
このようにプレイヤーに向けてバランス調整の基準を明示していたりする。今回はプロシーンについての記事なので、一部引用する。

プロプレイヤー

このグループにはLoLの全競技リーグの中の上位5リーグが含まれています(現在はLPL[中国]、LCK[韓国]、LEC[ヨーロッパ]、LCS[北アメリカ]、LMS[台湾・香港・マカオ])。「エリート」と似ていますが、このグループでチャンピオンのパワーレベルを判断する際は、チャンピオンが使われた試合での勝敗よりも、チャンピオン選択時のピック/バン率を重視します。特定のパッチでピックされなかったからといって、このグループ内において対象のチャンピオン自体が実際に弱いのか、それとも現在のメタではピックすることができなかっただけなのかは議論の余地があります。ですが、私たちは現在のメタという文脈においてはそのチャンピオンが弱すぎると判断し、メタ内でのパワーレベルのバランスを取ることを良しとしています。

  • 上限:現在のパッチでプレゼンス90%、または複数のパッチで連続してプレゼンス80%
  • 下限:プレゼンス5%

プレゼンスというのはピック率とバン率を足したものというのが同記事中で説明されている。90%、80%という数値が妥当なのかは分からないが、ひとまず明確な基準が用意されていることは分かる。これによって過渡に強力なチャンピオンは随時ナーフされていくというわけだ。詳しくは同記事を読んでもらったほうが早いが、各スキルレベル帯の基準においてすべての下限を下回ればバフ対象、いずれかの上限を上回ればナーフ対象とのこと。

しかし本記事で問題にしているのはOPチャンピオンのバランス調整についてではない。OPチャンピオンが一通りナーフされてメタが回る、あるいはBANが重なって出すチャンピオンが無くなってしまった時に出てくるチャンピオンはいつも同じ、ということについてだ。

長年プロシーンを追いかけているプレイヤーに、よく見るチャンピオンについて、今回槍玉に上げたのがリーシンだからジャングルで、3体ほど挙げてもらうとしよう。答えはこうなる。「ジャングルでよく見るチャンプ3体?リーシン、J4・・・あとグラガス?タンクメタだったらセジュアニも強いよね」。もちろんこれらは古いチャンピオンだというのはもっともだが、期間をここ3年ほどに絞ったとしても答えは変わらないだろう。

LOLジャングル三銃士

これがミッドならシンドラやルブラン、ボットならエズリアルやザヤが好まれ、ジンクスやドレイブンの出番はあまりない。エズリアルとザヤがナーフされたらカイサとルシアンが使われ、ナーフが一通り回ってADCというロール自体のパワーが落ちてくるとCCを持っているヴァルスとアッシュが選ばれ、これではいかんとRiotがアイテムなどにテコ入れをすると再びザヤが選ばれる。要するにメタの二番手に控えているチャンピオンの顔ぶれは変わらないということだ。我々が見たいゼドやマスター・イーが姿を表すことはほぼ無い。

リーシンのスキルセットは優秀で、体力を減らさずにジャングルを回れるし、Rは集団戦を決めるポテンシャルを秘めている。安定したピックと言えるだろう。プレゼンスが高くなりすぎることは無いためパッチノートに名前が上がることも少ないが、他のジャングラーの出番を奪っているのは間違いない。例えばレクサイやザックはバランス調整の結果プレゼンスが高くなることはあるが、逆に弱いときには一気に影を潜める。リーシンにはそのような謙虚さが欠片も無く、常にジャングラー代表みたいな顔をし続けるのだ。

lee-meme

序中盤の索敵、ガンク力は高いが集団戦に難のあるレクサイ、相手にブリンク持ちが多いと効きにくいザックのように弱点が無いのがリーシンの問題点だ。スキルキャップは高いが、プロシーンにおいてスキルキャップの高さなど何の弱点にもなっていない。1v1性能は良くないかもしれないが、もしもピックしたらトランドルを当てられてしまうセジュアニと比べたらその程度弱点とは呼べない。そもそも目が見えないのだから視界が狭くあるべきだし、敵の位置が匂いで分かるというのならばリヴェンの位置は常に見え続けるべきである。

同様のことはエズリアルやここ最近のエイトロックスにも言える。「使用可レベルのパワーがあるなら対面選ばないしとりあえずピックしとこ枠」。この枠のチャンピオンにテコ入れをしない限り、我々のアムムに光が当たることはない。あるとしたらそれはソロキューでの勝率が60%を超えた時だけだろう。

amumu-winrate

「今OPなエリスとオラフがバンされたぞ、マスター・イーかラムスか悩むなあ」といったパッチは存在せず、現実は「エリスとオラフがバンされたぞ、J4とグラガスもバンか、ならリーシンかレクサイかセジュアニが選べるな」といったパッチが延々と繰り返され、時折物好きなプレイヤーがキンドレッドをプレイしたり、フレックスピックの末にキヤナが森を回っている。もし最近のプロシーンでレンガーを見かけたらそれはトップで、イブリンは闇夜に隠れてプレゼンスは0に近い。

これらの状況を打破するには安定性の高いチャンピオンのリワークしか道は残されていないが、Riotは猛火のついでにバフしてしまったアムムとラムスの調整に注力していて、プロシーンにおいて中程度のプレゼンスのチャンピオンが他のチャンピオンの出場チャンスを喰らい尽くしている状況を改善する気は無い。

以上がプロシーンにおけるメタの現状で、リーシンをリワークするべき理由である。あとエイトロックスも。アカリとイレリアも。

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